#017

dezaribo#017

京都市中京区

 今回のお施主様は、物件をご購入された後にご相談いただき、デザリボからお手伝いさせていただきました。ですが、お施主様は、以前から弊社の作品をHPでご覧いただいており、今回のようにご依頼いただく機会を伺っていただいておりました。 そのようなことから満を持してご依頼いただきデザリボさせていただくことになりました。そして今回のお施主様のご要望は、ズバリ!ラグジュアリーホテルのような空間ということでした。その理由は、お施主様のお仕事柄、普段から出張される機会が多く、国内外の名立たるホテルにお泊りになられており、それらのホテルの空間が洗練され、非常に落ち着くということを体験的にもご存知のため、そのイメージを今回のお部屋で実現したいというご要望からでした。また、普通にお住まいになる一般的な住居ではなく、いくつも不動産をご所有になっておられ、その中の一つとして、書斎のような、セカンドハウス的な使い方をされる予定で、遊び心を持ってデザインをさせていただけることから、大変楽しく意欲的に進めさせていただくことが出来ました。

 それでは具体的にどのようにデザリボしたのかをお話ししたいと思います。まず、今回のマンションですが、専有面積が50m²の1LDKの空間でした。そのため寝室とリビングを区切って使うには中途半端な広さになることから、思い切ってワンルーム空間としてゾーニングさせていただきました。また、水回りはホテルライクな空間を実現するために、シャワーブースとトイレそして洗面が一体となった空間として設えさせていただいたことで、大胆なゾーニングが実現できました。まず、そのワンルーム空間にゾーニングした部屋ですが、仕切りになる部分は、玄関との間に設けた上部に間接照明を仕込んだオリジナル収納家具とベッドを緩く区切るための格子だけです。そのため、視線を緩く遮る程度の仕切りのため、基本的にワンルーム空間としてデザインさせていただきます。また、キッチンは使用頻度が低いため、使用しないときは基本的に隠せるように設えることですっきりした空間に仕上げさせていただけました。そしてラグジュアリーなホテルをイメージすることから、基調色をダーク系で纏め、木目や幾何学模様の落ち着いた色調のクロスをデザイン張りすることで、ホテルライクな空間に仕上げました。また照明も暗めに設定し、アクセントクロスを貼った壁面とオリジナル収納家具上部とに間接照明を配し、ホテルのように明暗がはっきりしたメリハリある空間に仕上げることで、くつろげる空間に設えさせていただきました。また今回天井をぶち抜きスケルトンで仕上げたことで、当初の想定よりも天井高が確保できたため、ビフォア状態の天井があった空間とは比べものにならないぐらい開放感のあるワンルーム空間になりました。そして先に少しご説明した水回りですが、洗面台を広く取り、ミラーも大きく取ることで、実際よりも広がりを感じられる空間に仕上がりました。またトイレも仕切りをなくし、ホテルのようにワンルーム空間に設えることで広く感じられるようになりました。シャワーブースはアメリカ製でホテルなどで実際に使用されているガラス張りタイプを採用したことで、解放感と高級感のある仕上がりになりました。

 これらの要素を加味して出来上がった空間は予想以上にラグジュアリーでホテルライクなデザリボの新たな魅力を感じられる空間として仕上がりました。そして、今回の作品も、お施主様が弊社に信頼を置いていただき、打ち合わせを進めさせていただけたことで、デザリボの新たな魅力あふれるデザイン空間を創らせていただくことができました。そしてまた、限られた予算内でも充分も満足いただけるデザリボ空間が創れるということを改めて証明させていただける機会となりました。
最後に、今回のように自由に楽しくデザインさせていただく機会をいただけたお施主様に心から感謝し締めくくらせていただきたいと思います。

物件要件

タイプ マンション
専有面積 49.96㎡
デザインリフォーム費用 680万円
デザインリフォーム時期 2017年
デザインリフォーム期間 1.5ケ月間
  • リフォーム前
  • デザインリフォーム後