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dezaribo#014
京都市中京区
今回のお客様は以前リノベーションさせていただいたお施主様のお母様でリノベーションまたはデザインリフォームをする際にはぜひともリボーンキューブに依頼したいと思っていただいておりました。そのようなご縁から築年数の新しいマンションをご購入されたため、ほとんど直すところはないのですが、リビングのイメージチェンジをなさりたいということでご依頼いただきました。当初思われていたよりも物件購入に費用が掛かったため、リフォームする予算が限られましたが、その中で最大限できることをさせていただくということで進めさせていただきました。
まず、リビングに隣接している和室を無くし、できるだけ広めにWICを取り、リビングを少しでも広く取りたいというご要望や、照明をシーリングからダウンライトに変更し、その際に天井の段差を解消したいというご要望、そしてリビングに大きいシェルフやソファベンチを造ることなどをご依頼いただきました。そしてそれらのご要望に沿ってプランニングさせていただきました。また基本ホワイトをベースに落ち着いた色調の空間をご希望でしたので、カラフルな色を使うことなどはせずにモダンで高級感の漂う空間に設えさせていただきました。
ゾーニングにおいては、限られた空間であることから、リビング全体をどのように使用するのかをお施主様に明確にお決めいただき、その上で少しの無駄もなく効率よく空間をゾーニングさせていただくことにしました。
まず、キッチン前のスペースにどのようにテーブルを配置するのか、またリビング側にどのようにTVを配置してソファを置くのかなど、テーブルやソファのサイズを含めてお決めいただき、図面に落とし込んだ上で製作する家具の寸法などを決定するようにしました。
その結果WICをキッチンと同列に配置してバランスを取り、その壁面全面に小物や書籍などを収納できるよう、壁掛けTVを配したオープン・クローズできる収納をシンメトリーにデザインしました。
キッチンカウンター下のちょっとしたスペースも有効に使うため、扉付の収納を設けました。
また、サイズの大きいテーブルを置かれることが決まったため、それに高さをあわせて壁面に沿ってソファベンチを造りつけ、下部には引き出し式の収納を取り、空間を広く効率よくそしておしゃれにお使いいただけるように設えました。そしてそのテーブル上には、お施主様のご要望でルイスポールセンのペンダントを2灯、バランスよく配置するように位置を決定して設えました。
このようにしてデザインリフォームさせていただいたことはフルリノベーションに比べると本当に一部分ではありますが、リボーンキューブらしく妥協することなく創らせていただきました。リビングだけのリフォームですが、以前とは比べ物にならないくらい機能的で収納も十分に確保し、なおかつおしゃれで快適な空間に設えさせていただきました。今回のように既存部分を活かして一部分だけでもデザインリフォームすることでこれだけ空間として生まれ変わるということがよく解っていただける好事例になったのではないでしょうか。
そしてなによりもお住まいになられるお施主様にぜひともリボーンキューブでと、ご指名いただいたことに応えるべく全力で取り組ませていただき、お施主様のご要望を満たして快適にお過ごしいただける空間を造らせていただけたことに感謝して締めくくらせていただきたいと思います。
物件要件
タイプ | 戸建て |
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専有面積 | 33.10㎡ |
デザインリフォーム費用 | 300万円 |
デザインリフォーム時期 | 2016年2月 |
デザインリフォーム期間 | 1ヶ月間(家具製作日数含む) |
- リフォーム前
- デザインリフォーム後
リビングに隣接している和室を無くし、できるだけ広めにウォークインクローゼットを取り、リビング側を壁面収納にリフォームしました
キッチンカウンターのダイニング側に収納を追加しました。ちょっとしたスペースも有効に使用。壁面収納のTV部分は開閉式
リビングダイニングの天井の段差を少なくし、スッキリした印象に。照明はシーリングからダウンライトに変更
大きいテーブルに高さをあわせて壁面に沿ってソファベンチを造りつけ、ソファ下部は引き出し式の収納に。テーブル上にはルイスポールセンのペンダントを2灯
リビング側にはみ出していた和室を無くし、キッチンとウォークインクロゼットを同列に配置してすっきり広いリビングに
グリッドを整え、造作をシンプルなデザインにする事で、お好みの家具が映える居心地の良い空間に変わりました
玄関には大型ミラーを設置しました