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京都市上京区油小路通東入鷹司町

 今回のケースは、施工面積の広さに比して予算が限られていたため、従来のスケルトンリノベーションでは部分的にしか対応できないことから、必然的にデザリボのコンセプトによる計画立案となりました。
 とは言うものの、現状の間取りでは玄関ホールおよび洗面室やリビングまわり(特にキッチンまわり)を含めて非常にムダの多いゾーニングだったため、その周辺の壁面を全面的に解体しゾーニングの再構築をしましたので、結果的にはそこそこの規模の工事となりました。しかし、そのぶん収納箇所も大幅に増やすことができ、リビングまわりにもかなりの広がりをつくり出すことができました。
 また、今回床面積の大部分を占めていた既存フロア(既製品のフローリング)をそのまま利用することと、洋室2室についてはカーペットの貼り替えのみに止めることによりコストを抑えました。ただ、それながらも建具の全面入れ替えや照明計画のやり替えなど、空間にまとまりを持たせるためのポイントを押さえたプランにより、統一感のあるスッキリとした空間へと生まれ変わらせることができました。
 また、和室コーナーについては、今回のリフォームでは予算の都合上枠のみの施工とし、将来的に格子などの建具を入れて楽しんで頂ける様、幅をもったご提案をさせて頂きました。

物件要件

タイプ マンション
専有面積 105.12㎡
デザインリフォーム費用 700万円
デザインリフォーム時期 2011年10月
デザインリフォーム期間 3週間
  • リフォーム前
  • デザインリフォーム後

間取りの変更は玄関ホールからLDK・各個室への通路を、LDK空間に一体化するなど、ムダの多かったゾーニングを再構築しました

キッチンをオープンなアイランド型とし、リビングダイニングやタタミコーナーとのつながり感を高めました。キッチンの仕上げデザインはRe:BORN cube "alt neu" と同系のテイスト

キッチンまわりが開放的な空間に変化しました

和室は、鴨居を無くすなど、LDKと一体としても使える空間にリフォームしました

玄関は、板張り部分を新たに増やし、居室への動線も変更しました

玄関から各居室への「廊下」を無くし、LDKの一部として開放的に空間を活用

洗面室もRe:BORN cubeスタイルに

浴室

トイレ

洗面脱衣室もデザインをリボーンキューブスタイルに整えました。

浴室